カーボンニュートラルな世の中へ。私たちが今すぐできること

日本は、202010月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル宣言」を行いました。

2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにして、脱炭素社会を目指すという宣言です。ここでは2つのポイントをみていきたいと思います。

ニュートラル、つまりプラスマイナスゼロの思想

温室効果ガスの排出を完全にゼロに抑えることは現実的に難しいので、排出せざるを得なかったものは、同じ量を「吸収」または「除去」することで、差し引きゼロになる、というのが「ニュートラル」の意図するところです。

私たちの日常の生活を極力維持しながらも、これ以上、悪くするのはやめようね、ということです。温室効果ガスをこれ以上増やさないところを目標にするということです。

2021年1月時点で、日本を含む約125ヶ国がカーボンニュートラルの実現を表明しています。中国やインドは含まれていませんが、アメリカやヨーロッパなどこれらの125ヶ国で世界全体のCO2排出量の37%以上を占めており、日本国内でもカーボンニュートラルを宣言する企業も多くでてきています。

二酸化炭素だけでなく、メタンなどにも配慮

この「2050年カーボンニュートラル宣言」では、二酸化炭素だけではなく、二酸化炭素の次に地球温暖化の原因となる温室効果ガスであるメタンの濃度を抑えることも視野にいれています。その他にも、一酸化二窒素、フロンガスなど、温室効果ガスはいろいろありますがそれらを包括的に考えていくものになっています。

温室効果ガスを減らすため、私たちができること

地球温暖化は私たちがエネルギーを大量に消費することによって引き起こされています。地球温暖化をこれ以上進めないように、今から私たちができることをまとめてみました。

電化製品の使い方に注意

電気代を抑える取り組みです。家計の見直しにも役立ち一石二鳥。例えばこんなことに気を付けるといいでしょう。

・エアコンの設定温度を見直そう。冬は20℃程度、夏は28℃程度が推奨されています。

・使わない電化製品は、主電源を切り、コンセントを抜いておく。

・誰もいない部屋の電気は消そう。

・テレビのつけっぱなしをやめよう

水の使い過ぎにも注意

普段使っている水。実は、浄水場できれいにして水道から出てくるまでに多大なエネルギーを使っているそうです。節水も、地球温暖化防止に役立ちます。

公共交通機関・自転車・徒歩での移動

車で移動する場合、一人当たりの温室効果ガスの排出が高くなります。電車やバスなどの公共交通機関は、一度にたくさんの人を運ぶことができるので、地球温暖化防止になります。また、近場に出かける時は、自転車や徒歩も健康的でおすすめです。

植物を育てる

二酸化炭素を吸い酸素を放出する植物は、排出してしまった二酸化炭素を減らすことに役立ちます。ベランダや庭の緑を増やしていくこともカーボンニュートラルにつながる取り組みです。学校や地域の緑を増やす活動に広がるとさらにいいでしょう。

参考:東京都環境局 東京作戦キッズ 地球の温暖化について考えよう_私たちにできること

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