京の呉服職人が手掛ける匠の技

南商店「JISABURO」の和小物

日本が世界に誇る伝統技術「友禅染」の職人が、想いを込めてひとつひとつ丁寧に染め上げた着物生地を贅沢に使用しています。和の文化を大切にし、ホンモノを選びたい方にぜひお手にとっていただきたい粋でお洒落な品々です。


和装財布(こげ茶)

3,850円(税込)

和装財布(黒)

3,850円(税込)

和装財布(ピンク)

3,850円(税込)

名刺入れ(茶)

2,750円(税込)

名刺入れ(紫)

2,750円(税込)

名刺入れ(濃い青紫)

2,750円(税込)

【1ポケット】マスクケース(白)

5,830円(税込)

【1ポケット】マスクケース(濃い青紫)

5,830円(税込)

【1ポケット】マスクケース(黒白)

5,830円(税込)

【2ポケット】マスクケース(紫)

9,900円(税込)

【2ポケット】マスクケース(スミグレー)

9,900円(税込)

【2ポケット】マスクケース(茶)

9,900円(税込)

【布マスク用】マスクケース 梅(紫グレー)

9,900円(税込)

【布マスク用】マスクケース 桜(薄紫)

9,900円(税込)

【布マスク用】マスクケース 雪輪(黒)

9,900円(税込)

携帯ケース(ブルーグレー)

19,800円(税込)

携帯ケース(黒紫)

19,800円(税込)

携帯ケース(紫)

19,800円(税込)

パソコンケース 13インチ用(横入れ筒タイプ)

29,700円(税込)

パソコンケース 13インチ用(フラップタイプ)

29,700円(税込)


~南商店「JISABURO」の和小物~

良い商品が生まれる背景には、作り手の熱い想いとこだわりがあります。
南商店が独自に展開するブランド「JISABURO」の誕生秘話や日本が世界に誇る伝統技術への社長の想いについてご覧いただけます。

南商店「JISABURO」の作り手の想い

「先端×着物」手染めの伝統技術を活かしたオリジナル商品

株式会社南商店

代表取締役 南 喜晴さん

1927年創業の老舗呉服メーカー。3代目である喜晴さんは、祖父・治三郎さんの『和の文化に精魂こめて』という創業の精神を引継ぎ、日本の文化、職人の文化、まわりの人を大事に、呉服の仕事にたずさわっている。職人と伝統技術を守るため、着物の新しい世界観と価値を創造するブランド「治三郎(JISABURO)」を展開する。

日本の伝統工芸「友禅染」とは?

布の上に絵を描くように多彩な色で表現する染色方法。模様が絵画のようにデザイン的に構成されているものが多く、日本独自の文様染めの代名詞として世界的にも広く知れ渡っています。1976年には、経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

古きよきをいかして、新しきをうむ
伝統技術を新たに展開

日本が誇る伝統技術である染めの技法をいかし、「先端×着物」を組み合わせた京都発のブランドを展開し、希少価値のある商品を生み出していきたい。願いは、呉服染めの技術を使って、みんながしあわせになること。
「作り手の気配や誇りを感じられる、ホンモノを選びたい方にぜひ使っていただきたい」南商店のみんなの想いが込められているのが南商店の新事業ブランド「治三郎(JISABURO)」だ。

「治三郎(JISABURO)」が提供する商品は、100%南商店の職人が手掛けた生地からできている。まっさらの白生地は、日本の伝統技術、“染め”を極めた南商店の職人の見事な染色技術により、美しい着物生地や帯に生まれ変わる。さらに、南商店には独自技術により生まれた漆器のような麗しい美しさを再現したオリジナルの生地「うるし」がある。職人たちの卓越した技があってこそ「治三郎(JISABURO)」の品々は価値を生み出すのである。

「品と格がなければ」
真摯な姿勢で貫く職人技

私たちが呉服店などで目にする友禅染の生地や帯は、完成するまでに実にたくさんの工程がある。職人が、時間も手間もかけて完成させる生地には、ただ印刷されただけのものにはない、独特のむっくり感や重厚感が生まれる。手染めならではの味はこの労力の賜物なのである。

創業者である祖父の治三郎さんは、よく「品と格がなければ」と口にしていたそうだ。細かいところへの配慮が「品」をつくり、様々な経験が「格」をつくる。求めてくれる人の期待に真摯な姿勢で仕事をすること。治三郎さんが商売をする上でも大切にしてきた想いであり、まさに職人たちがその技術で体現している言葉である。

南商店では、2代目の父の代からの付き合いという染色職人3名が、南商店の技術を支える屋台骨になっている。ひとつの反物を完成させるために必要な、生地を張る・染める・蒸す・洗う・乾燥させる・装飾するといった多岐にわたる工程の一つひとつに極限までこだわり、膨大な時間と卓越した職人の技術をこれでもかと注ぎ込む。彼らが50年以上もの年月を経て培ってきた手染めの高い技術と経験は、唯一無二の匠の手仕事であり、日本が世界に誇るべき宝である。

シビアな呉服業界で逆転を狙う
異業種での修行と経験

呉服業界の現状は厳しい。バブル期には2兆円産業と言われた市場規模は、2000年には7200億円に、さらに現在ではその約1/4の2600億円までに縮小しているのだ。この仕事だけでは食べていけないという現状では、残念ながら後継者は育たない。

職人の生活と、彼らの卓越した伝統技術を守るには、今までのような問屋相手の商売ではなく、何か直接消費者に届けるための新しい試みが必要だった。

「まずは修行して来い。」2代目の父に言われ、喜晴さんは大学を卒業後、ファミリーレストラン「ココス」に就職する。他の大手飲食業からも採用通知が届く中、面接で話した社長の人間性に惚れこんだ。当時6つだった店舗は、退社をするまでの3年半でなんと66店舗にまで拡大する。急成長する会社で、人・モノ・お金の管理を学んだことが後に役立つこととなる。

1997年、株式会社南商店へ入社。前職で培った管理術や徹底的にロスを減らす工夫を活かし、反物に製造年月日を記載した。数字をつけることで賞味期限を明確にし、2年経ったものはセール品として売る。古参の人からは当初は反対意見もあったという。しかし結果的に、在庫を大幅に減らすことができた。この成功を機に、販売の仕方を変えようと考え始める。

「呉服だけに固執せず、まずはできることから始めてみよう。」こうして、着物の生地や帯を使った名刺入れやお財布といった小物づくりに着手し始めた。
着物に使われる反物の柄は、小物にするには大振りすぎるという問題もあった。しかし、南商店の職人には自由に柄を小振りにしたり、色を変えたりできる技術があった。

さらに、南商店のオリジナル生地「うるし」も開発されていた。これは漆器の美しさを再現しようと染職人の知恵と経験が生み出したもの。染めると美しい光沢が生まれ、見るだけで美しく、触り心地も極上の逸品だ。

これらの強みは活かすことができる。喜晴さんは確信した。そして、祖父の名から命名した、新事業ブランド「治三郎(JISABURO)」が誕生した。

現在も日本の伝統技術や文化の伝承にむけて、様々な商品を生み出している。どこか懐かしく、それでいて新鮮な「治三郎(JISABURO)」の品々。「古きよきを活かし、新しきをうむ」そのスタンスが、新しい時代にとてもふさわしく感じられる。


ショップ紹介

〒604-8241
京都市中京区三条通新町西入釜座町35

1927年創業の老舗呉服メーカー。京都北部にある丹後の織元より取り寄せるまっさらの白生地を、職人の見事な染色技術により、美しい着物生地や帯へと生まれ変わらせる。日本が誇る伝統技術を守るため、「先端×着物」の独自ブランド「治三郎(JISABURO)」を展開。光沢のあるオリジナル生地『うるし』や、しわになりにくい上に、使い勝手がよく耐久性も強い帯を使った商品を開発。