大岳の伏流水で仕込んだ津軽の日本酒

鳴海醸造店の日本酒

大岳の伏流水で仕込んだ津軽の日本酒

文化三年(1806年)の創業以来、南八甲田の伏流水(極めて浅い地下水)を仕込み水として使用し、酵母や原料にもこだわりさまざまな日本酒を造っています。
鳴海醸造店を代表するロングセラーとして親しまれている「菊乃井」をはじめ、当主自ら開発に心血を注いだ「稲村屋」など、日々の料理のお供から贈答品まで、幅広いシーンでお使い頂ける日本酒をご用意しています。


稲村屋 純米大吟醸

1,980円(税込)~

菊乃井 特別純米酒

1,595円(税込)~

菊乃井 大吟醸

3,300円(税込)~

菊乃井本醸造 辛口

1,210円(税込)~


~200年の歴史に甘んじることなく、試行錯誤を続ける老舗~

良い商品が生まれる背景には、作り手の熱い想いとこだわりがあります。
創業は文化三年(1806年)と200年以上の歴史を持つ鳴海醸造店は、その歴史に甘んじることなく、より良い酒造りのため日夜試行錯誤を続けています。
地元の名水とお米を使い、高い評価を受ける日本酒の魅力をご紹介します。

<鳴海醸造店の造り手の想い>

うつくしい家並み、やさしい人びと。あずましい町が育むおいしいお酒

株式会社鳴海醸造店

代表取締役社長兼杜氏
鳴海信宏さん

「あずましい」とは、津軽弁で「心地よい」「気持ちいい」という意味だ。
黒石の地はうつくしい家並みが広がり、そこで暮らすやさしい人びとが、精魂込めておいしい日本酒を造っている「あずましい」町だ。

そんな黒石の地に受け継がれた酒造りにこだわり、全国に通用する酒造りを行う鳴海醸造店。
創業は文化三年(1806年)と200年以上の歴史を持ち、当主は代々「文四郎(ぶんしろう)」の名を襲名。現在は六代目文四郎のご長子である鳴海信宏さんが、社長兼社氏として醸造所を切り盛りしている。
当主が代々受け継ぐ「稲村屋文四郎」の名を冠した純米大吟醸酒は、昔ながらの手法と現代的な技術で数多くの賞を受賞しており、その名に相応しい逸品だ。
また、津軽の蔵元として土地に根付いた酒造りにもこだわっており、青森県産の原料によって醸造した特別純米酒「菊乃井」は、鳴海醸造店を代表するロングセラーとして、地元の方々に長く親しまれている。
生まれ育った土地を愛し、先人たちの知恵と努力を尊びながら、名酒を生み出すため試行錯誤に余念が無い鳴海醸造店。
代々受け継がれてきた伝統に恥じない酒造りの姿勢を詳しくご紹介しよう。

日本酒のこだわり

鳴海醸造所のお酒は純米酒系が多いのが特徴だ。
純米酒とは、米、米麹を原料に醸造した日本酒で、米に由来するうまみや甘みが強い。
また「吟醸酒」とは低温でゆっくり発酵させるなど、特別に吟味して醸造したお酒のことを指し、その中でも「大吟醸」とは、米を5割以上(精米歩合50%以下)削り、低温で長期間発酵させたお酒のことを言う。
精米歩合とは、精米(玄米から表層部を削ること)して残った米の割合のこと。
私たちが普段から食べている白米の精米歩合が90%と言われており、これが50%以下ということは、かなりの割合が削られていることがおわかりいただけるだろう。
酒造りにおいて精米歩合を低くする目的は、米の表層部分はいわゆる「雑味」の原因とされる不飽和脂肪酸をとりのぞくため。つまり大吟醸とは、雑味を残さず、酒のうまみを追求したお酒と言える。
そんな中、「稲村屋文四郎」の純米大吟醸と大吟醸の精米歩合はおよそ40%。酒造りにおいて妥協しない姿勢とこだわりこそが、全国的に高い評価を得ている理由なのだ。

青森の誇る大岳、八甲田山がもたらす伏流水

鳴海醸造店のある青森県黒石市は、南八甲田の伏流水(極めて浅い地下水)が湧き出る、水に恵まれた土地だ。
八甲田山の周辺は豪雪地帯としても知られており、冬の間積もった雪は数十年をかけ自然の中で濾過され、伏流水となる。
軟水で、柔らかく甘みを感じる伏流水は酒造りに最適で、鳴海醸造店の蔵敷地内にはその伏流水が汲める設備が整っており、この水こそが鳴海醸造店の酒造りを支えているのだ。

酵母にもこだわりを

日本酒の味に影響を与える「酵母」。
アルコール発酵はもちろんのこと、香りのもととなるこの「酵母」は酒造りにおいて重要な役割を果たすものであり、鳴海醸造店ではこの「酵母」にもこだわっている。
特に全国新酒鑑評会において2年連続金賞を受賞した「稲村屋文四郎」では、青森県で開発された清酒用酵母「まほろば吟」と「まほろば醇」を、試行錯誤を繰り返したどり着いた配合率でブレンド。この他にも「まほろば華」「まほろば芳」を単独で使用し、またブレンドして使用している。
青森の水と大地で育まれた水と酵母はよくマッチし、全国に通用する酒造りを可能にしている

200年の伝統を受け継ぎ、さらなる進化を

鳴海醸造店のある青森県黒石市は八甲田山から流れる伏流水のおかげもあって豊かな水に恵まれ、明治の中頃には味噌・醤油などの醸造業も含め日本酒の蔵が約40軒あったとのこと。
時代の推移に伴って現在酒蔵は2軒となってしまった。鳴海醸造店自体も、別会社でビールの斡旋などを行う時代もあったそうだが、代々受け継いできた酒蔵と「文四郎」の名を絶やしてはならぬと、その土地ならではの酒造りにこだわってきたそうだ。
特に酒を仕込む期間は12月~3月のみという徹底ぶりで、いわゆる「寒造り」の酒を全国各地のお客様にお届けしている。

気温の低い冬はじっくり酒の発酵を行うことができ、冬に仕込んだ酒は「寒仕込み」「寒酒」と呼ばれ、良質な酒とされていた。
現在は空調設備なども整っているため、1年中酒を飲むことも可能となったが、200年以上の間、酒蔵での酒造りを続けてきた鳴海醸造店は、空調設備に頼りきることなく、冬に仕込みを行う昔ながらの手法を続けることで、その味を守り続けている。
これらのこだわりは全て、「より良い酒造り」のためのもの。そのため、酒造りに貢献できるものであれば現代設備も導入しており、昔ながらの手法と現代的な設備を「和合」させながら、より良い酒造りのため試行錯誤を続けている。

全国新酒鑑評会において2年連続金賞

そんな試行錯誤の末に造られた「稲村屋文四郎」は、全国新酒鑑評会において2年連続金賞を受賞。令和4年度全国新酒鑑評会の出品点数は総じて826点で、その内の205点、上位25%の酒の一つとして「稲村屋文四郎」が選ばれた。
「稲村屋文四郎」はフルーティな香りと米の甘さが引き立つ逸品で、ご贈答用や特別なシーンでのご活用としてご購入いただくことが多い商品だ。

菊乃井について

もちろん、鳴海醸造店では普段から手軽に飲める酒として、「菊乃井」も製造。
この商品名は、二代目当主が搾りの際に槽口ふなくちに菊の枝を添えたことに由来している。菊乃井特別純米酒の使用酵母は青森県産の「まほろば華」を使用し、米は青森県産酒造好適米「華吹雪」を使用。青森県産の原料にこだわっており、地元の方々に長く愛されている逸品だ。

数々の季節限定

鳴海醸造店では、その季節に合わせた商品も数多く発売している。2月~3月は、新酒が発売される時期でしぼりたて生原酒などのフレッシュな日本酒が発売される。5月中旬には夏限定商品「稲村屋涼颯冷爽純米酒」。9月には「ひやおろし」が発売される。鳴海醸造店におけるひやおろしとは、春先(2月)に搾ったお酒をマイナス5℃の冷蔵庫で約半年熟成させたものになる。

歴史に甘んじることなく、より良い酒の追求を

長い歴史の中で、代々受け継がれてきた手法と地域に根付いた酒造りを追求し続けている鳴海醸造店。

「酒造りに携わり、二十数年が経ちました。私が酒造りに携わった当初は、うちの酒蔵で造るお酒も普通酒が大半で、鑑評会用の吟醸酒を造っても、評価は低く、店頭に並ぶことはまずないような、そんな酒蔵でした。
そこから日本酒と関わる多くの方々と接するうち、その熱い思いに感銘を受け、自分の酒造りに対する情熱も、日一日と大きく膨らんでいったことを昨日のように思い出せます。 さまざまな試行錯誤を経て、平成13年、初めて全国新酒鑑評会で金賞を受賞したときの喜びは、今でも忘れることができません。 今後も初心を忘れず、蔵人と協力しながら、津軽の土地に根付いた酒造りを行っていければと思っています。」と鳴海社長は、そんな言葉で締めくくった。

代々受け継いできた歴史に甘んじることなく、より良い酒造りを追求し続ける鳴海醸造店であれば、きっとこの先も飲み手の舌を満足させる酒を提供し続けてくれることだろう。


ショップ紹介

株式会社鳴海醸造店
〒036-0377
青森県黒石市大字中町1番地1号

創業は文化三年(1806年)。良水に恵まれ、米どころとして定評がある黒石の地において清酒造りを始めた。
「こみせ」と呼ばれる木造のアーケードを含む伝統的建造物群が連なる「中町こみせ通り」の一角に酒蔵と店舗を構えている。近年黒石市小さなまちかど博物館として認定され「文四郎酒蔵館」の名としても訪れる観光客を楽しませている。